四国ほぼ完乗報告

四国ほぼ完乗報告

2024年3月20日

 

2024年3月6日(木)から、3月8日(土)にかけて下記の路線を踏破して、四国のJR、公営、私営 の全路線を完乗した。 

 

【今回の完乗路線一覧】

① 高松琴平電気鉄道 志度線

② 高松琴平電気鉄道 長尾線

③ JR高徳線

④ JR牟岐線

⑤ 阿佐海岸鉄道 阿佐東線

⑥ 土佐くろしお鉄道 阿佐線ごめん・なはり線)、宿毛線中村線

⑦ とさでん交通 ごめん・伊野線、駅前・桟橋線、 

⑧ JR予土線

⑨ JR予讃線 (内子線を含む)

⑩ JR土讃線

⑪ 伊予鉄道 郡中線横河原線高浜線

⑫ 伊予鉄道市内線(路面電車)★ほぼ完乗★

 

【各路線の体験と感想】 

① 高松琴平電気鉄道 志度線(瓦町~琴電志度

高松琴平電鉄は高松から金比羅宮へ向かう琴平線が有名で、私は大学時代に完乗している。始発駅の瓦町駅は琴平電鉄の全三線が通る駅で、そこから東に向かい海に出ると海岸に沿うようにして走り、並行しているJR高徳線志度駅近くの琴電志度駅を終点としている。

 

沖松島駅を発車すると源平の合戦で有名な屋島が大きく左手に見えてくる。日本の殆どの山は裾野から斜面が立ち上がって頂上に至るが、アリゾナのモニュメントバレーの切り立った岩山を彷彿とさせる直角に近い側面を持つ山は絶景である。また、源平の合戦が行われた800年前は屋島は文字通りに「島」であったが、江戸時代に入って塩田や新田開発のための干拓や埋立で陸続きになっている。

 

終点の琴電志度駅に近くなると入り江となった眺めの良い海岸線に沿って電車が走る。木造瓦葺きで扉のない駅舎はバス停に毛が生えた程度なので、100mほどの距離のあるJR志度駅との乗換駅とは思えない。

 

海抜の低い地帯を延々と走るので視界が常に開けていて、多くの河川を渡る鉄橋も楽しめて他路線にはない面白さがあった。何かゆったりした走りだなあと感じたのは琴電が全て標準軌(新幹線と同じ線路幅)であったことに関係があるのだろうか。また、駅間距離の平均が830mと後で知ったのでこれもゆったり感の原因の一つかと思われる。

 

② 高松琴平電気鉄道 長尾線

前述の瓦町駅から南東に向かって一直線に走る路線である。電化されているが単線の昔から何も変わらない線路かと思っていると水田駅付近から高架線になり、高松東道路という地上を走る有料道路を跨いでいる。流石に有料道路に踏み切りがあるのは許せないのであろう。そして高架線のまま、別の高架の高速道路を潜って地上に降りていく。自動車の普及によって鉄道が変化を強いられているのだと思う。

 

クロネコヤマトの宅急便の開業が1976年。国鉄からJRになったのは1987年であり、つまり鉄道から自動車の時代に移ったのは1970年代から80年代である。そこから地方路線の苦難が始まるのであるが、高松琴平電鉄も2001年に民事再生法の適用を受けている。地元の評判も悪く、鉄道は要るが琴電は要らないという言葉に由来してマスコットは「要るか」にかけて「イルカ」なのだそうだ。

 

また、蛇足だが走る車輌の九割が京浜急行からの譲渡車輌なので、横浜市民として乗車していると何か妙な親近感があった。 

 

 

③ JR高徳線

非電化単線の路線である。高松駅を出て暫くすると高架線となる。高松市の都市部は道路との立体交差は不可避であったのであろう。そして琴電にはなかったトンネルを潜り、高松から離れていくとトンネルが増えてくる。そしてまた徳島駅に近づいてくると市街地は高架線となる。ただし、徳島は地上駅であった。

 

④ JR牟岐線

徳島駅から四国の東海岸を南下するのが牟岐線阿波海南駅が終点で、そこで線路は途切れている。

 

⑤ 阿佐海岸鉄道 阿佐東線

実は牟岐線の線路は更に続いているのであるが、一旦途切れていて、また続いている。

JRはこの先に線路を敷いたのだが赤字必須なので延伸を放棄し、その線路の上を鉄道車輪(とゴムタイヤ)の両方を持つDual Mode Vehicleで走ることになる。写真右下の18人乗りマイクロバスの下から鉄道車輪が出てきて、写真左下の向こう側の線路に乗り入れるのである。  

この鉄路は次の海部駅宍喰駅甲浦駅まで続いているのでそこまでは鉄輪で走り、そこで鉄輪を車体下部に格納して、そこからゴムタイヤで走るバスのモードで海の駅東陽町のバス停まで走るのである。

 

バスから鉄輪を降ろすモードチェンジの時は、徳島県なので阿波踊りのお囃子が流れ、車体が浮き上がる感じがする。そしてチェンジ動作が完了すると女性の声で「フィニッシュ」とアナウンスされるのが面白い。また、線路上を走行している時はホイールベースが短いためなのか、鉄道車両にも自動車にもないストロークが短い独特の揺れを感じる。

 

乗り鉄としては甲浦駅で線路が途切れているので、そこまでを鉄道に乗ったことにする。そしてその後は室戸岬を巡って、土佐くろしお鉄道奈半利駅までバス移動するのであるが、国鉄時代には、四国の東側から高知まで鉄道の計画があったようである。その鉄道は四国を一周する鉄道の一部になるのでロマンは感じるが、人口密度も少なく事業としては成り立たないことは目に見えていたのである。

 

少し話が逸れるが、ひとつだけ書き残しておきたい。

私の手元にあるJTBパブリッシング社刊「JR私鉄全線乗りつぶし地図帳」は2020年8月の初版であり、この本を基本に計画を立てている。しかしJRから阿佐海岸鉄道への鉄路の移管は2020年11月、DMVの運行開始は2021年12月である。。つまり、上述の変更は反映されていないので、計画の前提と現実とは違うことを現地に行ってから知り、少し慌ててしまうのである。

この本の改訂版は2022年に発行されているが、そんなに変化はないだろうと買わずにいた。2020年度版で立てた計画では甲浦駅で朝食を摂る計画であったが、すでに甲浦駅は信号場になり、そこで降りることはできない。幸いなことにDMVがそこから先まで運んでくれたので結果としては良い方向に落ち着いたが、最新の情報は努めて収集したいと反省したのである。

 

⑥ 土佐くろしお鉄道 

阿佐線ごめん・なはり線

前述の四国一周鉄道の一部として施設されたのが、この路線で「阿佐線」の「阿」は「阿波徳島」であり、「佐」は「土佐高知」で、昔のロマンを名前に残しているのである。2002年開業のため、高架線で眺めは良いが直線が多く沿線の景色に変化が乏しく、余り楽しくはないが、3月初旬であるのに咲いている菜の花の群生に目を癒やされた。

後免駅からJR土讃線に乗り入れており、列車の終着はJR高知駅である。元はといえばJRの路線であったし、徳島駅で貰った「JR四国路線図」には、JR路線でもないのに土佐くろしお鉄道の三路線が記載されていたのには妙に納得したのである。

 

宿毛線中村線

高知からJRで西に向かうと、窪川駅から宇和島や愛媛方面に行くJR線と、さらに西進する土佐くろしお鉄道に分かれる。その線は途中までは中村線で、中村駅から宿毛線となる。つまり一本の線路であるが、二つの路線に分けているのである。

実は、高知からのJRは中村駅まで乗り入れており、JRと一体の運営をしているので路線を分けているのではないかと思うのである。

 

宿毛線の終点、宿毛駅は鉄道のあるあるが二つある。まずは、1997年竣工ということから、近代的な高架線で直線が多い線路ということで、トンネルも多い地域もあり、乗り鉄としては車窓からの景色の楽しみが少ない。これは阿佐線にも共通するところである。東海道新幹線山陽新幹線ではどちらが眺めが良いかは明白である。

そして、宿毛駅前は岐阜羽島駅前のような、つまりは商店街も何もない町外れの場所に立てられていることである。つまりは市街地に線路を敷くのは大変なので街から外れた場所に駅を作ったのである。例えば、京都の中心は四条にあって駅は七条にあるし、札幌、弘前、新潟、名古屋、広島も熊本も繁華街は駅から離れている。

 

以下は泣き言である。

宿毛線中村線を戻って、窪川駅から宇和島方面に向かう予土線に乗るのだが、一日に4本の普通列車しかない。つまりは窪川駅で14時52分から17時38分まで三時間近くの時間、列車を待つことになる。予め調べていた四万十川の鰻を出す店へ駅から少し歩いた。角を曲がると5階建てのビルに動くイルミネーションが光っている。店の前にスタンド看板も出ている。昼休みのない通し営業であることもネットで調べてある。そして、店に近づくと「営業中」と書いてあるスタンド看板に「今日は終了いたしました」と貼り紙を発見した。午後二時過ぎまで空腹を我慢していた腹はぐぅぐぅ鳴いているのである。

次は、店に暖簾がかかっている「居酒屋・きしめん」の店に入ってみた。すると薄暗いカウンターの向こう側から高齢のご婦人が「やってないんです」とくぐもった声で出て行けと言うのである。さらに、二本の幟(のぼり)が風にはたはたと揺れている手打ちのうどん屋である。店の前まで近寄ってみると「仕込み中」の木製の板が立て掛けてある。最後に「喫茶・スナック」と大きく壁にある店に行ってみた。ドアに営業中の看板が掛かっている。ようやくランチを食べられると近寄ってみると店内から老人男性の大声で怒鳴るようなカラオケの歌が聞こえてくる。

私は昼食を諦めて駅の待合室でじっとしていたのである。

 

⑦ とさでん交通 

駅前・桟橋線

路面電車である。駅前・桟橋線は駅前から南下する線で、はりまや橋で直交して東西に走るのがごめん・伊野線である。ほぼ全線が道路と併用される軌道を走る。高知駅前に路面電車が近づくと警報音が鳴るのであるが、それがファミリーマートの入店メロディと同じなので微苦笑する。

 

ごめん・伊野線

はりまや橋の西側を走る線は、山越えがあったり狭隘な道を単線運行するなど変化に富んでいて面白いが、東の線は高知の繁華街を抜けると住宅街をただただ走るので面白みに欠ける。ただ、終点の後免町駅は駅舎半分がローソンになっていて、待合室からドアを開けるとローソンに入ることが出来る。また、待合室側にトイレはないので、ローソンのトイレを借りることになる。

 

さて、南北と東西に走るとさでん交通の2路線が同じ平面上で直交する「ゴールデン・クロス」ははりまや橋駅近くの交差点にある。本邦にはこの「ゴールデン・クロス」は三カ所しかないので、鉄道ファンにとっては巡礼の地の一つである。交通信号機があるので、衝突の危険性はないが、クロス部分の線路の構造は鉄道ファンならずとも興味深いものがあると思う。 

高知のゴールデンクロス

⑧ JR予土線

窪川駅については泣き言として書いた。そしてようやく17時38分発の宇和島行の普通列車に乗り込んだが、頻尿の老人には不吉なアナウンスがあった。当列車にはトイレがついておりませんというのである。どこのローカル線でも、たとえ一両だけの運行であっても車両にはトイレがついていることが常であった。それが宇和島着20時15分、つまり3時間弱も乗の列車にトイレなしというのである。

この線は山の中を走る単線で、車窓からの眺めも典型的な谷と川と鉄道と道路の組合せが続くのであるが、単線ということで対向列車行き違いのために停車することがある。それでもダイヤ通りに運行しているなら途中駅のトイレを使う時間はない。そして、どうやらトイレ休憩のために途中駅で比較的長い時間をとって停車する仕組みになっているらしい。

 

JRの切符は長距離を買うと安くなることは誰でも知っている。そこで高知県後免駅から四国を時計回りに乗って、その後に本四連絡線を渡り、岡山駅から新幹線経由で自宅近くの新横浜までの長距離の切符を買った。有効期間が長いので途中下車は問題ないと思って、宇和島駅で改札を出ようとしたら引き留められた。実は購入した四国ループの外に宇和島駅があるのである。言い換えればループの上にある北宇和島駅から宇和島駅の路線は盲腸線になっているので、私はこの区間の往復の切符を買わねばならなかったのである。

 

説明がくどいが、JR予土線の終点は北宇和島駅。そしてJR予讃線の始発駅は宇和島駅で北宇和島駅を通って松山方面に伸びているのである。

宇和島駅と北宇和島

 

⑨ JR予讃線 (内子線を含む)

この路線は、古い海側を走る線路と1985年に開通した内陸線(内子線)に分かれる。私は1970年代に宇和島から高松まで乗車した記憶があるので、当時は海側を走る旧路線しかなかったので海線に乗ったということになる。内子線のほうが距離が短いので多くの列車はそちらを通り、私の乗った列車も内子線を走った。実は海側の路線には海岸の景色が美しい下灘駅があるのだが、1975年にそこを通った記憶はまったくないのは残念である。

 

松山まで乗らず、八幡浜駅で下車して道を挟んだ向こう側に木造駅舎を持つ伊予鉄道郡中線郡中港駅から松山市駅まで乗車する。前述したように八幡浜から松山までは半世紀前に乗車経験があるからである。

 

ここで、ワンポイント。

この駅で一日乗車券を購入しようとしたら、昨年に廃止されたというので、やむなく自販機で乗車券を購入した。ネットの情報はしばしば更新されないことが多いので複数のサイトで確認することが必要であるが、逆に現場で小さな事件が起こることが旅の醍醐味かもしれないと思うのである。

 

半世紀前に予讃線宇和島から瀬戸内海を眺めながら高松駅まで乗車している。乗ったという記憶だけで何も覚えていないのだ。その後に出張で新居浜と高松の間を何度か往復して、車窓の眺めの記憶は上書きされている。なにはともあれ、松山市内は私鉄を乗り尽くして松山駅から乗車して、多度津駅で下車して高知へ向かう土讃線に乗り換えた。

 

⑩ JR土讃線

半世紀前に土讃線へは、徳島からの徳島線経由で途中まで乗車しているので、今回は多度津駅阿波池田駅を往復する。松山から多度津まで特急しおかぜ22号、多度津から阿波池田まで特急南風17号、復路は南風24号でそのまま岡山まで直行した。各駅の普通列車でのんびり行くのも良いが、予讃線多度津駅発松山方面への特急比率は55%、土讃線も40%であるので、松山駅からは全て特急に乗って岡山まで行くことになった。

 

土讃線はほぼ山の中で、阿波池田駅も山の中である。17時34分に到着して18時24分に戻るのだが、駅前に大きめのアーケードが口を開けて商店街があるが、喫茶店はない。食堂は開いていない。結局、アーケードの端から端まで往復して駅の待合室に戻る。

 

⑪ 伊予鉄道 

郡中線

前述したが、JR伊予市駅から道を隔てた伊予鉄道郡中駅から乗車して、松山市駅を目指す。松山市駅伊予鉄道三線の終発駅になり、郡中線郡中駅は終点ということになる。なにはともあれ、削り節で有名なヤマキの本社があり看板も見える。駅名に港が入っているということは海が近いと思われるが、急ぎ足の乗り鉄には観光している余裕はない。

横河原線

松山の中心となる松山市駅で乗り換えて、横河原線に乗る。面白いことにJR松山駅は町の外れの感じが強い。松山市駅は駅ビルの地上階部分にあり、上には高島屋が入る。さて、車窓の眺めは住宅街が続き、途中に田園が広がる地帯もあるが直ぐに住宅街に入る乗り鉄としては面白みのない路線である。

 

高浜線

凡庸な横河原線と違って、高浜線は見どころが沢山ある。

先ずは線路と線路が同じ平面上で直交するダイヤモンドクロスである。高浜線の道路踏切を走るのが路面電車の大手町線である。遮断機が下りるので衝突の心配はない。

https://www.youtube.com/watch?v=cqMpZI-l7Qo

このYouTubeをご覧頂き、電車、市電、バスの塗装がすべて「みかん色」であることを覚えていてほしい。

 

そして、沿線には日本唯一の1968年発売開始の明治カールの工場がある。一時期は日本に5工場あったのが、高浜線三津駅近くの松山工場のみに生産が縮小され、さらに今では関東地方では入手困難になっている。。車窓からは工場の壁に大きく「明治チョコレート」と一緒に「明治カール」と赤く丸まった文字を眺めることができて、昭和の少年の胸には迫るものがある。なお、私は特別なルートを持っていて毎月最低2袋は食べている。

 

次が梅津寺駅である。駅の向こう側はすぐ海なので景色が良いことであることからか、「東京ラブストーリー」というテレビドラマのロケがこの駅とその付近が撮影場所に選ばれたようであるが、カンチとリカの物語を思い出せない方はスルーして下さい。

https://www.youtube.com/shorts/qnNWTvfi9Kg 

 

高浜駅からフェリー港を眺める

高浜港からの航路

終点の高浜駅の立地と眺めが興味深い。なんと駅を出るとフェリー乗り場に一直線で繋がっている。そして、そのフェリーは数カ所の島や四国の港に繋がっている。

写真は駅舎からの屋根付き通路で、赤いゲートの向こうに白いフェリーが見え、向こう側の山は四国ではなく興居島である。

 

⑫ 伊予鉄道市内線(路面電車

松山の路面電車は、松山城を一周する環状線と、少し西側に偏るがその環状線を縦に短絡する線、さらに環状線の東北の角から東へ道後温泉に向かう路線がある。城の周囲を巡るということから規模の想像ができるであろう。

 

ここにも全線乗車できる一日券がある。しかし紙ではなく面倒なことにアプリを使う。愛媛県なので「みきゃん」という名前のアプリをダウンロードして、自分の銀行口座を登録して最低1000円を入金しなくてはならないのだが、一日乗車券は800円である。現地で買い物もできるが、結局は差し引き200円を残して殆どの観光客は松山を去ることになる。私もその一人である。

 

前述したが、全ての路面電車はみかん色に塗装されているので、人によっては刺激が強いと思ってしまうのではないか。なお、ぼっちゃん列車だけは蒸気機関車に似せたディーゼル機関車が走るので、さすがにオレンジ色には塗っていない。

 

泣き言;

松山へは土曜日に乗り鉄した。その日のうちに岡山から新幹線で帰宅する計画であった。松山市駅路面電車の時刻表を確認して口が開いたままになった。なんと6番の本町線に「全便、土曜・日曜・祝日振替休日運休」と記載されているではないか。土曜日に運休だからといって2泊して月曜日に乗車する策はとれない。つまり今回の四国乗り鉄で全てのJRと私鉄を完乗する計画であったが、僅か始発駅から終着駅まで13分しかかからない短距離の路線を残して四国を離れることになった。

 

さらに調べるとこの路線の終電は松山市駅到着が13時14分で、一日に上下線とも7本しか走っていないのである。つまりは仮に日帰りの飛行機でこの路線に乗るには早めの便に乗らないと間に合わないのである。そして、既に松山への飛行機の予約は取った。次の報告を待たれたい。